丈夫で長持ち外構のコツ
実はカタログに基礎工事の仕様が書いてある
カタログには、基礎工事標準図というのが小さく載っています。
このような具合にです。(下記の図は、一部を切り取っています)
カタログの基礎工事図面を見せて、これと同じ基礎工事ですよね、
と念をおすといいでしょう(特に価格が安いところを選んだ方は念入りに確認することをおすすめします)。
基礎工事を図面に描いてもらおう(手書きでOK)
もし可能であれば、
「基礎工事はどのようにするのか、図面に描いてください」
こういってみてください。
もしくは、
「基礎のコンクリートの大きさや厚みのサイズを教えてください」
と言ってみましょう。
どのくらいの深さをほって、基礎コンクリートの大きさや厚みがわかりることが大切なのです。
「毎日見に来ます!」と言う
「毎日見に来ます!」と言っておくだけで、職人の意識に緊張感を与えます。
「とくに基礎工事の部分は重要なので必ず見に来ます」といっておくのも効果的です。
言うだけでも効果はありますが、できるなら、基礎工事の部分はとくにきちんと見に行くことをおすすめします。
地中に埋まってしまえば、トラブルが起きるまで基礎工事の部分を見ることはできません。
とにかく最初が肝心。
外構工事にとって、最もコストがかかって、大変な分、クオリティの差が出てくるのが基礎工事部分なのです。
情報武装して事前打ち合わせにのぞむ
あなたが、適切な工事がどういうものかを知っていたとしたら、どんな業者でもきちんとやらなければいけないという緊張感を持つものです。
あなたが何もしらなければ、
『こんなもんですよ』
の一言で全て済ませられることになるかもしれません。
なにせ、相手はプロ、あなたは外構工事の素人なわけですから。
信頼できる外構職人にお願いすること
多くの方は、私のような外構職人に直接仕事をオーダーする機会はほとんどないかと思います。
メーカーの窓口や建築家、建築デザイナーを通じて、外構職人にオーダーされるのではないでしょうか。
であれば、なおさら、窓口の方にいい外構職人に工事をするようお願いしてみてください。
ちなみに外構職人には、A B C の3ランクがあります。(Aランクのほうが、値段も高い)
どういうランクの職人が工事をするのか、事前に確認するだけでも、大きな効果は得られます
きちんと説明してくれるかどうか
経験上のことをお話すると、すべての工事がメーカーの標準図面どおりでなければならないかというとそうでもありません。現場の状況によって、基礎工事も変わってきますので、なにがなんでも、メーカーの出している基礎図面どおりともいきません。
こんなことを言うともともこもありませんが、私が施工する工事も100%カタログ通りかというとそうではないのです。
場所や地中に埋もれている配管の状況によって、できない場合もあります。その場合お客様にきちんと説明をして、ご納得いただいて施工させていただいています。
基礎工事がカタログ通りされない場合、
職人(親方)A:その理由をお客様にお伝する職人
職人(親方)B:「こんなもんですよ」の一言ですます職人
さて、どちらの職人に施工して欲しいですか?
外構というのは、3,4年で壊れたりガタがきたりしたら困るわけです。
長期にわたって使っていくものなので、目に見えない大事な支えである基礎工事はしっかりやってもらった方がいいのです。